AP1 オイルクーラーシュラウド作製

S2000(AP1)

はじめに

S2000で富士を走っているが、油温が高くなり2周連続アタックが出来なかった。私のS2000のオイルクーラーはSetrabワイド13段なのだが、ラジエターの内側に取り付けている。これはクラッシュ時のリスク低減と取り付けやすさを優先した結果だ。しかしデメリットとなるクーリング性能の低下をもろに引き起こした形。対策として電動ファン強制スイッチは付けてみたが、焼け石に水だった。ラジエターがノーマルなので、それが油温上昇が早い要因とも考えられるが、ラジエターを変える前に人足掻きしようと思う。

ラジエターの内側なので、オイルクーラーの前に電動ファンが鎮座している。このファンの風を効率的にオイルクーラーに当てれば多少効果があるかもしれない。そこでオイルクーラー用のシュラウドを作成する事にした。

作成(失敗編)

シュラウドを作成するにあたり採寸を行う。

電動ファンを外してダンボールを貼り付けた。電動ファンの1/3程度の面積から導風する事にした。一番上に乗っかっている長方形のダンボールがオイルクーラーのサイズである。

ダンボールを分度器と定規で寸法を出してモデルを作成。3Dプリンターで印刷した。

現物にあてがってみる。全然合ってないw

シュラウドを固定しようと思っていたファンの枠が3本あるので、120°だろうと思ったら違ってた。赤丸部分、だいぶズレてる。

作成(成功編)

失敗した要因は採寸である。そこでもっと精度が出る方法で再チャレンジする事にした。

写真を撮りPCに取り込んで解析。昔テレビでこの手法を見た。多分グランツーリスモの3Dモデルを作る作業だったと思う。カメラの圧縮効果を使えば割と精度の良い2D画像が得られるので、そこそこの寸法が出せる。対象物と一緒に定規などを撮影し、ImageJを使ってピクセル数から寸法を換算した。

寸法にあわせてモデルを修正し、3Dプリンターで印刷。今度はピッタリです。

運転席側のファンもバッチリ寸法出ました。

感想

車にファンを戻した様子。オイルクーラーとは10mm強隙間が空いている。隙間がないとファンの取り付けが難しい事と、シュラウド内の圧力が上がるとファンの軸に負荷がかかり寿命に影響するのを考慮した結果だ。気が変わったらゴムやスポンジで隙間を埋めるかも。

サーキットを走ってないのでまだわかならいが、エンジン始動させてファンを回した感じ、やはり熱風なので、そこまで効果がなさそう。外気温30度以上で電動ファンを強制駆動させてみたが、油温80℃台で水温より下がる事は無かった。

次回の走行会で確認する。

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