CL7 エアコン暖気出ず故障修理

CL7アコード

2025.03.15 備忘録

昨年無限サーモスタッドに交換して暖房が全然効かないと思い、開弁温度がもう少し高いBADMOON RACINGのSSスペックサーモスタッドに交換した。そして今年1月に奥日光へ旅行した際に暖房のチェックをしたところ初の異常に気がついた。

その日、奥日光を出るとき気温は約4℃と暖かく日が出ていたためそれほど寒く無いが暖房の設定を最大に上げてエアコンの通気口に手をかざす。

ガッツリ暖かい。と思ったが、助手席側からは涼しい風が勢いよく出てきていた。設定を見てもDUALモードはOFFだが、明らかにDUAL状態。温度設定とDUALをガチャガチャいじってみたが助手席側は最低温度の風がで続けている。

これはエアコンの温度調整を担う部品が壊れたと思われる。

気になって夜しか眠れず、TSXのサービスマニュアルと睨めっこ。エアコン内の空気の流れとしては、一度必ずエバポレータを通過し、目標温度にあわせてヒーターを通過する空気量をドアの開閉で制御していることがわかった。温度調整のドアはDUALエアコンなので2つあり、それを動かすモーターとドライブ回路が2系統ある。

気になって仕方ないので会社から帰宅後軽くトラブルシュート開始。エンジンはかけずにエアコンを動作させ、温度調整を変化させてモーターの駆動音を確認。ちゃんと助手席側のモーター音が聞こえるが、運転席と違いメカ的な動作音がしない。状況的に電子制御ではなくメカ的な故障と判断した。

週末、事前調査に基づいてモーターユニットの取り外しを行うため助手席の足元から覗き込む。見事にモーターのアーム部品が折れて引っかかっていた。

モーターユニットはツメで嵌合されているだけで容易に分解できた。折れた部品は軸に接着されていたようだが、裏からサイズの合うトルクスドライバーをツッコミ、ハンマーで叩いたら分離できた。

折れた断面はだいぶ劣化が進んでいるようでプラスチックがポロポロしていたため、少しカッターで除去。プラリペアを使って折れた先端部と結合し、アームをはめてエポキシ系2液接着剤で接着。

ハーネスを接続し、アームが取り付けやすい位置に来るように温度を調整。モーターユニットを取り付けて完成。温度調整を行い暖気が通気口から出てくることを確認した。

ここで昨年のローテンプサーモスタッド取り付け後から暖房の効きが悪い件をおさらい。

無限ローテンプサーモスタッドを取り付け後にゼロ度近い気温の雨の中、窓の曇りを取るためにA/CをONにしたとき、確かに運転席側からも暖気が出なかった。これはたまたまandroidオーディオのエアコン制御の調子が悪かった可能性がある。その後、暖気を取り戻すべくBADMOON RACINGの SSスペックサーモスタッドに交換したが、壊れていたのは助手席の温度調整モーターのアームだった。

と言うことで無駄にBADMOON RACINGのSSスペックサーモスタッドを買ったようです。

と言うことで今季4回目のサーモスタッド交換を行い無限サーモスタッド+無限サーモスイッチに戻しました。

そして、この修復したモーターユニットのアーム。また折れました…

部品は廃盤。仕方なく中古のモーターユニットを購入して交換しました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました